2014.01.28

『住居内の温度管理と健康との関連性に注目』

東京都健康長寿医療センターは、断熱改修の前後における居住環境と高齢者の健康について、同研究所は調査を実施。この調査では、東京と埼玉で築20 年以上の戸建て住宅に住む高齢者の協力のもと、日中いることが多い居室を対象に内窓の設置のほか、壁や床への断熱材取り付け、床暖房の設置などの断熱改修を実施した。

 この改修の前後で、室温や協力者の血圧の測定、健康に関連するヒアリングなどを行い、約1 年間をかけてデータをまとめました。その結果、断熱改修は健康に良い影響を与える可能性があることが分かった。

1)居室の断熱改修は、睡眠やアレルギー症状に良い影響を与える
鼻や眼のアレルギー症状に関連する、くしゃみ、鼻づまり、涙目等の7項目について、それぞれ5段階評価でのアンケートを実施したところ、改修後では症状が減ったという結果が出ました。 また睡眠の質が改善されたという結果が出た。

2)居室の断熱改修は、血圧の低下や安定化に有用である可能性を示唆
血圧と室温の24 時間測定によると、部屋全体が暖まっている「適温」での生活が、血圧の上昇を抑え、安定化に効果的であることが分かった。

3)居室全体を暖房して室温が高いと活動量や筋力も高い
暖房方式と居室の室温、活動量には関係があり、部屋全体が暖まっている「適温」で生活をしている高齢者は、活動量が高いという結果が得られている。

また、高齢者住宅の暖房状況と生活習慣・運動機能等の調査において、暖房状況と筋力やバランス能力にも関係があり、居間全体を暖房している高齢者は、筋力のレベルが高いこと等が明らかになった。

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